リンナイ製シャワー付きバランス式ふろがま(=BF式ふろがま)RBF-70SBNの取替工事

名古屋市内でシャワー付きバランス式ふろがま(=BF式ふろがま)RBF-70SBNの交換工事をさせていただきました。

いわゆる『バランス釜』です、若い方は使った事がないかもしれません。私どもの業界内でも若い人には工事経験がない人が多いです。BF釜の取り替えには保安上の理由で国家資格が必要です。

今回は既設が無資格業者の工事と思われる設置状況でした。屋内用のガス給湯器や屋内用の風呂釜は業者でもわけのわかっていない人が設置するとかなり危険です。

▼取替前:長府製作所製BFS-635S 2004年設置(給排気設備不良の設置状態)

取替前:長府製作所製(2004年製)BFS-635S(給排気設備不良の設置)

取替前:長府製作所製(2004年製)BFS-635S(給排気設備不良の設置)

取替前:長府製作所製(2004年製)BFS-635S(給排気設備不良の設置)

業界関係者が見てもドコが危険なのかわかる人とわからない人がいる設置状況ですが、危険度区分で言えばAランクの危険な状態です。設置後15年無事故だったことに感謝するレベルです。

今回のケースでは(たぶん)大きな浴槽にする事を優先したために風呂釜を左にずらして設置してありました。この状態だと外から見えませんが風呂釜内の給排気筒の接続部に大きな隙間ができます。

バランス式風呂釜では【給排気筒の接続部に隙間がある=不完全燃焼する、排気ガスが浴室内に逆流してしまう】という意味になります。そのため危険度Aランクと判定されます(気が付けば)。

取り外してみるとやはり

既設の風呂釜を取り外してみると内部はひどい状況でした。

▼給排気筒の接続部にできた隙間はガムテープが貼ってあるだけの状態

給排気筒の接続部はガムテープで目張りしてある状態

▼給排気筒本体もサッシに当たる部分を切り取ってある状態

給排気筒本体もサッシに当たる部分を切ってある状態

どちらも不完全燃焼の原因となります。(危険なためモチロン違法工事です)

浴槽を小さいものに変更し安全な状態に戻して設置しました

お客様には大変申し訳ないのですが今回は事情をご説明して1つ小さい浴槽に(もともとの大きさですが)変更していただき、安全な状態に戻して工事をさせていただきました。

BFふろがまRBF-70SBN+FRP浴槽PB-802BL

2019_05_10_06

施工費、必要部材について

今回の工事内容は特殊なケースで施工費は別途お見積もりです。(お見積もり無料です!)