外壁のリフォームをしてサイディングに埋まってしまった給湯器の取替工事

尾張旭市で当社にて15年ほど前に設置した給湯器が故障したため取替えさせていただきました。

当社で設置した数年後にリフォーム業者さんが外壁にサイディングを貼ったそうですが、その時に給湯器がサイディングに埋まってしまったようです。いろいろ問題があるサイディング工事でした。

既設の状況 給湯器がサイディングに埋まってしまっています。

▼上側の壁掛け金具は完全にサイディングに埋まっています。

既設:上側の壁掛け金具は完全にサイディングに埋まっています。

▼ごていねいに下側の壁掛け金具も埋まっています。

下側の壁掛け金具も埋まっていました。

▼ご参考まで、通常はこのように壁掛け金具が見えます。壁掛け金具が見えないと給湯器を取り付けているネジが外せないため給湯器が取り外せません。

ご参考、通常は壁掛け金具が見えます

壁掛け金具の上からサイディングを貼ると給湯器が外せなくなるのは見ればわかりますし、こんな工事を数年もしていれば給湯器が壊れた時に『取り外せない』とクレームがきます。

いずれにしてもサイディング工事をした業者さんに問題があったとしか言えません。サイディング工事完了後の早い時期に気が付いたら給湯器が交換できるように直してもらうよう交渉する事をおすすめします。

このままの状態ですと給湯器を取り替える時に余計な費用がかかってしまいます。残念ながら今回はリフォームをした業者とはすでに連絡が取れなくなっていたため当社で対応させていただきました。

以下給湯器がサイディングに埋まってしまっている場合の施工手順です。それなりに手間がかかってしまいます。

※建て替え予定がある等でとりあえずお湯が良い出るようになれば良いという場合は既設の給湯器を外さずに残して隣に新しい給湯器を設置する事もできます。(この方が安上がり)

▼まず既設の給湯器の中身を分解してすべて撤去します。

既設の給湯器の中身を分解して撤去

▼壁掛け金具部分を内側から解体してケースを取り外します。

壁掛け金具部分を内側から解体してケースを取り外し

▼下地用に桟木を取り付けて

下地用に桟木を取り付けて

▼ベニア板を取り付けて

ベニア板を取り付けて

▼防水のためにアルミパネルを貼って周りをコーキングしたら下地が完了です。

防水のためにアルミパネルを貼って周りをコーキングしたら下地が完了

▼あとは通常の設置工事をして完了です。

取り付け完了、リンナイ製給湯器RUX-A2010W-E

▼壁掛け金具も当然見えます。

給湯器取替後の壁掛け金具の状況

『久しぶりに実家に帰ったら外壁のリフォームをしていた』時などにはご確認ください

当社はご高齢のお客様が多い事もあり時々このような事例が発生します。『久しぶりに実家に帰ったら外壁のリフォームをしていた』時などはご確認いただければと思います。