ガス給湯器を取替える際に
設置する機種を変更する必要がある場合。
給湯能力などの性能面だけでなく、そもそも現在設置されている機種が設置状況からみて設置して大丈夫な機種かどうかの確認が必要です。(意外と大丈夫ではない場合が多いのです)
たとえばもとは外壁に設置されていた給湯器のまわりに小屋掛けを作ってしまい、結果的に排気ガスが小屋内に滞留する状態になっている場合、その給湯器は『給排気設備不良』となります。
標準設置のガス給湯器が小屋掛け内に設置されている場合、小屋掛けを撤去できないようなら給湯器を適切な機種に変更して対応します。
小屋掛けの壁が1面無いなど完全にふさがれていない場合は排気だけ延長するタイプで良いケースが多いですし、屋内と同じ程度に小屋掛けが密閉されてしまっている場合はFF式(給排気筒を設置して屋外から給気し屋外へ排気するタイプの機種)にする必要があります。
現在はその危険度により『給排気設備不良』の給湯器は事故防止の観点からメーカーも修理しない場合が増えています。そのため適切な機種選定をする必要があります。(給排気設備を改善するまで使用禁止となる場合があります)
当社ではお客様から『この機種で』とご指定いただいた時でも、給排気設備不良となってしまう場合は丁寧に理由をご説明させていただいてから適切な機種への変更をご提案させていただいています。